
私は、Google Oneの2TBを契約しています。
Geminiをよく使うので、Google AI Proへ移行するか、Google Workspace Business Standardを契約するかを検討しています。
Google Workspace Business Standardは企業向けのサービスですが、個人利用も可能です。
そこで、私の考えを整理しつつ、同じ2択で迷っている方の参考になればと思い、記事にしていきます。
✅ この記事で解決できる悩み
- Google Workspaceの個人利用を考えている
- Google AI ProとGoogle Workspace Business Standardで迷っている
- Google AI Proを契約したいけど、価格とプライバシー保護が気になる
✅ 記事の信頼性

Google Workspaceの個人利用を考え始めたきっかけ

Google Workspaceの個人利用を考え始めたきっかけは、下記のような流れです。
- 2TBストレージだけでなく、Geminiも制限なく使いたい
- でも、Google AI Proは月額2,900円(税込)で、今までの倍以上する
- しかも、Google AI Proだと、設定によってはGeminiのチャットが学習に使用される
- Google Workspace Business StandardならGeminiもそれなりに使えて、学習に利用されない
- さらに、Google Workspace Business Standardは月額1,900円(税込)
それでは、詳しく見ていきましょう。
Google AI ProとGoogle Workspace Business Standerdの価格差は1,000円
その上で、Geminiをよく使うので、できれば回数制限も気にせず使いたい。
2TBストレージはGoogle AI Proでも、Google Workspace Business Standardでも使えます。
ただ、価格が結構違います。
月額で見ると、Google AI ProとGoogle Workspace Business Standardの価格は下記。
| サービス名 | 税込価格 |
|---|---|
| Google AI Pro | 2,900円 |
| Google Workspace Business Standard | 1,900円 |
月額1,000円差なんですよね。
ずっと使うサービスなので、1,000円差は意外と大きい。
2TBのストレージは同じですが、Geminiのほうはどうでしょうか。
Gemini Proもそれなりに使いたい
Google AI ProとGoogle Workspace Business Standardでは、Geminiの使える機能や制限に差があります。
具体的な回数制限などはGoogleのページ上では公開されていないものの、Google AI Proのほうが新しい機能を早く使え、回数制限も緩いようです。
最新の動画生成機能などは使っていないので、Geminiの機能だけで言えば、Google Workspace Business Standardでも十分そうです。
実際、新機能の公開直後とかでもなければ、ほぼ遜色なく使えるという情報もあります。
ただ、Googleから細かい情報が提供されているわけではないので、実際に使ってみないとわからないところもありそうですね。
そしてもう一つ、Geminiについて気になることがあります。
Google AI Proのプライバシー保護が気になる
Google AI ProとGoogle Workspace Business Standardでは、プライバシー保護が違います。
例えば、Geminiにおいては、下記のようになっています。
| サービス名 | プライバシー保護 | 出典リンク |
|---|---|---|
| Google AI Pro | チャットがレビューされたりGoogleサービスの改良に使用されたりしないようにするには、[アクティビティの保存]をオフにしてください。 | 引用:Google |
| Google Workspace Business Standard | 送信されたデータはモデルのトレーニングには使用されず、人の目による審査も行われません。 | 引用:Google |
どちらもGoogleのページからそのまま抜き出してきました。
つまり、初期設定では学習されるようになっているわけです。
学習されないようにするためには『アクティビティの保存』をオフにする必要があります。
ところが、『アクティビティの保存』をオフにすると履歴が残らなくなってしまうのです。
その都度履歴が消えても良い、その都度一からのやり取りで構わないということであれば、『アクティビティの保存』はオフでも良いでしょう。
私の場合、やはり履歴は残ってほしい。
でも、学習には利用されたくない。
私の場合と書きましたが、多くの人がそうではないでしょうか。
個人情報を入力するわけではないですが、自分のやり取りが他の人の回答に利用される可能性があると言われると、ちょっと嫌ですよね。
企業向けのサービスなので、プライバシー保護はGoogle Workspace Business Standardのほうが良いですね。
Google AI ProとGoogle Workspace Business Standardを比較【違いは?】

ここから、Google AI ProとGoogle Workspace Business Standardの比較をしていきましょう。
それぞれの項目で、どのような違いがあるのかを整理します。
なお、Google Workspace Business Standardは1人で使う予定なので、1ユーザーあたりの数値になっています。
| 比較項目 | Google AI Pro | Google Workspace Business Standard |
|---|---|---|
| 税込価格 | 月額2,900円 | 月額1,900円 |
| ストレージ | 2TB | 2TB |
| Gemini | 最新機能がすべて使える。回数制限も一番緩い。 | 最新機能が使えるようになるまでにタイムラグがある。回数制限は緩和されているが、AI Proほどではない。 |
| プライバシー保護 | 設定で保護できるが、使い勝手が落ちる | 最初から保護されている |
| Google Meet | 自動メモ生成できない | 自動メモ生成できる |
| Gmail | 独自ドメインで利用できない | 独自ドメインで利用できる |
| 登録時の条件 | なし | 独自ドメインが必要 |
上記以外はほとんど同じはずです。
Google Meet、Gmailでの独自ドメインは使う予定がないですが、人によっては、これが決め手になることもあるのではと思います。
個人利用するときのハードルとして、Google Workspaceの契約時に独自ドメインが必要という点があるようです。
ただ、私はすでにドメインを持っていますので、問題なし。
仮にドメインを持っていなくても、Google Workspaceの契約時に年間2,000円以下で取得できるようなので、気にしなくても良いですね。
Google Workspaceの個人利用のメリットは、価格とプライバシー保護

ここまで見てきた内容を踏まえ、Google Workspace Business Standardを契約しようかと考えています。
そして、このどちらも私が気にしているポイントです。
差額が1,000円ですが、私の使い方では、+1,000円払うほど、使える機能に差があるとは感じません。
今契約しているGoogle Oneは月額約1,200円。
一方、+1,700円払えば、ほぼ無制限にGeminiを使えます。
ただ、プライバシー保護が気になりますし、そこまで最新機能でないといけないわけでもありません。
ということで、Google Workspace Business Standardを契約するのが、私にとっては良さそうです。
まとめ:Google Workspaceの個人利用を考える【Google Oneとの違いは?】
この記事では、Google Workspace Business Standardの個人利用を考えてきました。
Google AI ProとGoogle Workspace Business Standardと比較し、下記の点で、Google Workspace Business Standardのほうが私にとってはメリットがあると感じました。
- Google Workspace Business Standardは月額1,900円でGoogle AI Proより1,000円安い
- Google Workspace Business StandardならGeminiもそれなりに使えて、学習に利用されない
Google Workspace Business Standardでも2TBはストレージも使えますし、Google Oneの契約が切れるタイミングでGoogle Workspace Business Standardを契約しようと思います。
