この記事では、MacBookPro、MacBookAirはメモリ増設できるのかについて見ていきましょう。
対象とするのは、2012年以降のモデルです。
結論から言うと、『できるけど、おすすめしない』です。
なぜ、そういう結論なのか、Mac修理をする私の目線で解説していきます。
✅ この記事で解決できる悩み
- MacBookPro、MacBookAirはメモリ増設できるのか知りたい
- 最近動作が遅くなってきたから、メモリ増設を考えている
- MacBookPro、MacBookAirのメモリ増設費用を知りたい
✅ 記事の信頼性
<想定機種>
この記事は、下記機種を想定して書いています。
💻 MacBookPro、MacBookAir
💻 2012年モデル以降
MacBookPro、MacBookAirがメモリ増設できないと言われている理由
それでは、MacBookPro、MacBookAirのメモリ増設について解説していきます。
以下の順番で見ていきましょう。
MacBookPro、MacBookAirがメモリ増設できないと言われている理由
あえて、『メモリ増設できないと言われています』という書き方にしました。
というのも、できないわけではないからです。
2012年モデル以降のMacBookPro、MacBookAirのようなメモリが基板に直接くっついているモデルでも、技術的には交換可能です。
ただ、そこまで対応できる業者も限られており、100%うまくいく作業ではないため、現実的ではありません。
基板ごと交換するという方法もありますが、費用も高くなりますし、シリアル番号が変わるなど不都合も出てきます。
技術的に対応できないところが多いというのが一番の理由ですが、上記のような理由でメモリ増設できないと言われています。
基板直付けモデルとは?
メモリという部品は、SDカードのように比較的簡単に抜き挿しできる部品でした。
それがパソコンの薄型化に伴い、基板に半田付けされるようになったわけですね。
ガラケーやスマホのバッテリーをイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。
ガラケーや一部のAndroidスマホでは、自分でバッテリーを外すことができます。
一方、iPhoneのバッテリーは個人ではなかなか難しいですね。
このようなイメージで、できなくはないけど、かなり難しいというレベルです。
ちなみに、基板直付けモデルのメモリ交換ですが、iPhoneのバッテリー交換の1,000倍は難しいです。
MacBookPro、MacBookAirのメモリ増設をするときの費用
2012年モデル以降のMacBookPro、MacBookAirのメモリ交換に関しては、『できなくはないけど、おすすめしない』と考えています。
おすすめしない理由の1つに費用がありますので、ここからは購入後にメモリ交換をするときの金額と購入時にカスタマイズするときの金額を見てみましょう。
MacBookPro、MacBookAirのメモリ増設をするときの費用
リスクもわかったけど、新品買い直すのは難しいから費用を知りたいという方向けに、費用のご紹介です。
増設する容量や基板をまるごと交換するかなどの違いはありますが、6万円以上はかかります。
基板交換となれば、10万円以上かかることもあります。
Mac本体は20~30万円するものも多いので、本体代に比べればかなり抑えられますが、それでも修理の中では高い部類に入ります。
MacBookPro、MacBookAirは最初から希望スペックで!
ここまで見てきたように、MacBookPro、MacBookAirのメモリ交換は現実的ではありませんし、金額もかなりかかります。
そのため、おすすめとしては、購入時に必要スペックを満たすものを買うことです。
下記画像をご覧ください。
Macは購入時にカスタマイズすることができます。
メモリを8GBから16GBにするのには、+22,000円(税込)でできますね。
やりたいことに合わせて、必要な性能で購入するようにしましょう。
カスタマイズして買う場合は、Apple公式サイトはもちろん、Amazonでもさまざまなモデルが揃っています。
必要な性能がわからない場合は、下記記事をご覧ください。
»【初心者でもわかる】失敗しないパソコンの選び方【専門家が解説】
まとめ:MacBookPro、MacBookAirはメモリ増設できるけど、おすすめはしない
この記事では、MacBookPro、MacBookAirのメモリ増設について解説しました。
基本的には、できないという認識で問題ないかと思いますが、どうしても増設したい場合には対応している業者さんに依頼する形になります。
MacBookPro、MacBookAir購入前の方に関しては、必要スペックを調べた上で、希望にあったものを購入することを強くおすすめします。
カスタマイズして買う場合は、Apple公式サイトかAmazonが良いですね。