この記事は、自作パソコンかBTOパソコンか迷っている方向けです。
私はパソコン修理をしており、私自身も自作パソコンを使っていますし、お客様の依頼でパソコンの組み立てをすることもあります。
そんな私が、自作パソコンとBTOパソコンを比較し、どちらがおすすめなのかを解説していきます。
✅ この記事で解決できる悩み
- 自作パソコンかBTOパソコンかで迷っている
- 自作パソコンとBTOパソコンのメリット、デメリットを知りたい
- 自作パソコンとBTOパソコンでは、どっちが安い?価格差も知りたい
✅ 記事の信頼性
自作パソコンとBTOパソコンを比較!どっちがおすすめ?
それでは、自作パソコンとBTOパソコンのどちらがおすすめなのか、価格差はどれくらいあるのかを見ていきましょう。
【結論】BTOパソコンがおすすめ
理由は、自作パソコンよりBTOパソコンのほうがメリットが多く、デメリットが少ないからです。
メリット・デメリットについてはこのあと詳しく解説しますが、自作パソコンのメリットは自分の好きな構成を安く組めることくらいです。
安くというのはいくらくらいなのか、次は、自作パソコンとBTOパソコンの価格差を見てみましょう。
安さで選ぶなら自作パソコンもあり【価格差は1〜5万円】
これには例外もあり、同じ構成でもBTOパソコンのほうが安いこともあります。
ただ、ほとんどの場合、自作パソコンのほうが安く組むことができます。
安さ重視であれば自作もありかなとは思いますが、安くなる以上のメリットがBTOパソコンにあると考えています。
自作とBTOの中間もある
自作パソコンとは、パーツを選び、自分で組み立てたパソコンのことです。
一方、BTOパソコンとは、ショップの選択肢の中から自分に合うパソコンを受注生産方式で作ってもらうことです。
ただ、上記のどちらかだけでなく、自分でパーツを選び、ショップに組み立ててもらうということもできます。
私はパソコン修理がメインですが、年に数件は組み立て依頼を頂きます。
内容は『パーツは買ったけど、自信がないから組み立ててほしい』というものです。
組み立て費用を頂きますので、BTOパソコンと同じくらいの価格になることもあります。
ただ、BTOパソコンにはない構成のパソコンを組むことができるので、気になる方はお近くのショップに相談してみるのも良いですね。
自作パソコンのメリット
ここからは、自作パソコンのメリットを見ていきましょう。
ここでは以下の3つについて、詳しく解説していきます。
メリット①:費用を抑えられる
自作してみようかなと考える理由の1つとして、費用を安く抑えたいというのがあります。
『安さで選ぶなら自作パソコン【価格差は1〜5万円】』にも書きましたが、自作パソコンはBTOパソコンより1〜5万円ほど安くなります。
メーカー製のパソコンと比べると、さらに安くなりますので、コスパは最強です。
なので、費用が最優先という場合には、自作してみても良いかもしれません。
ちなみに、私が初めて自作したときの理由は、費用面でした。
メリット②:好きな構成のパソコンが組める
BTOパソコンでもある程度構成を選ぶことができます。
ただ、構成の幅で言えば、自作パソコンのほうが圧倒的に広いです。
また、あまり販売されていないようなハイスペックなパソコンを組むことも可能です。
そのため、ゲーミングPCを探している方や動画編集用のパソコンを探している方の中には、自作パソコンを選ぶ人もいます。
メリット③:パソコン知識がつく
自作をする場合、ある程度のパソコン知識が必要です。
というのも、パーツごとに規格があったりするため、適当にパーツを揃えてもダメなんですね。
うまくパソコンが組めたらOSのインストール、セットアップがありますので、ハードウェア、ソフトウェア両方の知識がつきます。
逆に言うと、ある程度のパソコン知識がないと自作は難しいです。
今はネットで調べれば情報は出てきますので、心配であれば調べながら組み立てる必要があります。
自作パソコンのデメリット
次は、自作パソコンのデメリットを解説していきます。
メリットと同じように3つ選びましたので、1つずつ見ていきましょう。
デメリット①:保証がない
パーツ単体の保証はついていますが、違うパーツとの相性や組み立て後の動作は保証がありません。
そのため、『組み立てたけど、起動しない』なんてときは、自力で解決しないといけません。
自作経験があり、パソコン知識も予備パーツもある場合は困ることは少ないです。
ただ、初めての場合は自力で解決するのが難しいので、保証がないことが最大のデメリットです。
デメリット②:ある程度のパソコン知識が必要
『メリット③:パソコン知識がつく』でも少し触れましたが、パソコンに関する知識・情報が全くない状態では自作は難しいです。
マニュアルも英語のものが多かったりと、ネットで調べながらだとしても少し苦労する方が多いですね。
とはいえ、『自作パソコン 組み方』などで検索すると、いろいろな記事や動画も出てきますので、そこまで困ることはないかもしれません。
デメリット③:BTOパソコン以上に費用がかかる可能性がある
メリット①で費用が抑えられると書いたので、『どっち!?』という感じかもしれませんね。
理由は、上記で解説したデメリットと関係があります。
あなたなら、どうしますか?
保証がないというところでも書きましたが、このように何かあったときは自力で解決しないといけません。
ただ、初めての場合、予備のパーツもなければ、症状ごとに怪しいパーツの判断をするのも難しいです。
パーツ単体の保証はついていますが、そのパーツが初期不良なのかどうかも判断できない状態ですね。
そうなると、怪しそうなパーツを一つずつ買い直したり、パソコン修理店に依頼することによって、追加で費用がかかったりします。
私はパソコン修理をしているのですが、実際に『自作したけど、起動しないので見てほしい』という依頼を受けたことが何件もあります。
組み間違えている方もいれば、部品の初期不良の方もいて、自作経験がある方でないと、なかなか自力での解決は難しいな、と感じました。
BTOパソコンのメリット
ここからは、BTOパソコンのメリットを見ていきましょう。
BTOパソコンのメリットは、以下の3つです。
メリット①:保証がある
自作パソコンのデメリットにも保証のことを書きましたが、ここが一番の違いですね。
BTOパソコンの場合、故障や不具合があったとしてもショップのほうで対応してくれます。
パーツ単体の保証だけでなく、パソコン全体の保証もあるので安心ですね。
このあと解説するメリットにも繋がる点でもあり、BTOパソコンの最大のメリットです。
メリット②:起動する状態で届く
BTOショップで買った場合、組み立てやOSのインストールはすべてショップ側でやってくれます。
そのため、パソコンが届いたその日から使うことができます。
自作パソコンの場合、部品が全部揃ってから組み立てを行う必要があるため、使えるようになるまでに時間がかかることもあります。
一方、BTOパソコンは組み立てやセットアップの時間も必要ないので、忙しい方には特におすすめです。
メリット③:パソコン知識がなくても大丈夫
構成を選んで注文するだけなので、専門的な知識はほとんど必要ありません。
また、トラブルが起きてもショップで対応してくれますので、何かあったときも安心です。
ただ、自分がどんなパソコンをほしいのかは把握しないといけません。
どんな構成を選べば良いかわからない方は、下記記事をご覧ください。
BTOパソコンのデメリット
最後に、BTOパソコンのデメリットについて解説していきます。
BTOパソコンのデメリットは、以下の2つです。
デメリット①:自作パソコンに比べ高くなる
自作パソコンのメリットにも費用のことを書きましたが、BTOパソコンは自作パソコンより1〜5万円ほど高くなります。
組み立て作業費や保証があるので、その分高くなるのは仕方ないですね。
その金額差に、作業費や保証分の価値はありますので、ほとんどの方にとってはBTOパソコンのほうが良いです。
デメリット②:カスタマイズの幅が決まっている
BTOパソコンでもパーツを選べるショップが多いですが、ある程度選べるものが決まっていますので、自作パソコンに比べると自由度は下がります。
ただ、よほどハイスペックなパソコンが欲しいとか、強いこだわりがなければ、BTOパソコンでも満足できるものが見つかります。
まとめ:【どっちが安い?】自作PCとBTOを比較!価格差やメリットは?
この記事では、自作パソコンとBTOパソコンのメリット・デメリットや価格差、どちらがおすすめなのかを解説しました。
結論は、下記の通りです。
でも、値段が最優先だったり、BTOパソコンでは組めない構成がほしいなら自作パソコンもあり。
何かあったときの保証や自分で組む手間を考えたら、少し高くてもBTOパソコンのほうが良いという考えです。
また、BTOパソコンを買うなら、ぜひセールを利用してください。
数万円安くなることもありますので、お得に買うことができます。
»【随時更新】BTOパソコンのセール情報まとめ
【YouTube動画で解説】どっちが安い?自作PCとBTOを比較!価格差やメリットは?
この記事の内容はYouTubeでも解説していますので、合わせてチェックしてみてください。