パソコン修理店と言っても、良心的なお店もあれば、逆にぼったくりのようなお店もあります。
この記事をお読みということは、パソコン修理を依頼したものの、修理店の対応に不安を感じているのかもしれませんね。
例えば、見積もりと違う高額な金額を請求された場合、どうすれば良いのでしょうか。
また、予定していた修理ではうまく直らず、追加で修理が必要と言われた場合は、どうすれば良いでしょうか。
この記事では、怪しいパソコン修理店に共通する特徴を踏まえ、パソコン修理店の対応が怪しいと感じたらどうすれば良いかを解説します。
✅ この記事で解決できる悩み
- パソコン修理を依頼したが、お店の対応に不安を感じる
- 見積もりとは違う金額を請求された
- 予定していた修理では直らず、追加の修理が必要と言われた
✅ 記事の信頼性
【答え】怪しいパソコン修理店だと感じたら、違うお店へ
診断料、検査費のような費用が発生しているかもしれませんが、その後のことを考えれば、それでも違うお店に行くことをおすすめします。
新しいお店で、もう一度説明し直す手間もありますが、違うお店に行ったほうが良いです。
怪しいパソコン修理店とは、関わらない。
お金や時間はかかってしまいますが、これが一番です。
一旦考えたいと言うと、『キャンセル料がかかる』『キャンセル料を払ってもらわないとパソコンを返せない』なんて悪質なお店もあります。
また、すでに修理済みだから、お金を払ってもらわないと困るというケースもあります。
このような場合、当事者間で話し合いをしていると大きなトラブルになることも多いです。
そのため、消費生活センターに相談するなど、第三者の力を借りるのがベターです。
一方、追加で修理が必要と言われた場合は、怪しいと断言はできません。
本当に修理が必要なのかもしれませんし、いい加減なことを言っているだけかもしれません。
予算内なのであれば追加の修理をしても良いですが、あなたが納得できないのであれば、やはり違うお店に行ったほうが良いでしょう。
怪しいパソコン修理店の3つの特徴
では、怪しいパソコン修理店とはどういうお店なのか、その特徴について解説していきます。
パソコンを預ける前の問い合わせの段階でわかることも多いので、ぜひ参考にしてください。
あいまいな説明が多い
パソコン修理は、実際の症状を見たり、分解したりするまで故障箇所の断言は難しいです。
そのため、どういった修理をして、どれくらいの費用がかかるのかは、事前に正確にお伝えできません。
例えば、ディスプレイが映らない症状だとしましょう。
原因はいくつか考えられますので、実際にパソコンを見てみるまで原因が特定できないのは事実ですし、その原因によって修理費が何倍も違うとのも事実です。
ただ、こういう症状のときはいくらくらいで、と説明することは可能です。
ディスプレイが映らない場合、下記のような原因が考えられます。
- ディスプレイ自体の故障
- ディスプレイと基板をつなぐ液晶ケーブルの破損
- 基板の故障
- 映像出力に関するソフトウェアの不具合
上記はそれぞれ修理費用が違います。
しかも、ソフトウェアの不具合と言っても、ドライバーの入れ直しで直るのか、初期化しないといけないのかでも費用が変わります。
それでも、ある程度の修理費は説明できます。
『ディスプレイ交換だといくらで、基板修理だといくらで…』というわけですね。
最初に書いた通り、故障箇所や修理費用の断言は難しいですし、実際の見積もりから多少ずれることはあります。
そのため、幅を持たせてお伝えすることが多いです。
一方、『みてみないとわからない』の一点張りで、とりあえず持ってきてくださいという修理店もあります。
みてみないとわからないのは事実ですが、何となくの費用でもわかると安心ですよね。
このあたりの対応は修理店によって違いますが、分かる範囲で教えてくれる修理店が良いですし、逆に、詳しく答えてくれない修理店は、利用者からすると不安を感じてしまう点ですね。
これは、パソコンを預けてからも同じです。
どういった不具合で、どういった作業をして、いくらかかるのか。
実物をみた後であれば詳しく答えられるはずですので、あいまいな説明が多い修理店は避けたほうが無難ですね。
最初の見積もりと大きく異なる金額を言われる
お客様の話を聞いているとよくあるのが、見積もりと請求額に差があるケースですね。
ひどい場合には、勝手に作業を進めて、修理済みだから払ってもらわないとパソコンを返せないと言われることもあるようです。
1つ目の『あいまいな説明が多い』に関しては、実際パソコンをみてみるまでわからないところがありますので、理解はできる部分もあります。
ただ、見積もりと請求額が大きく異なるのは、理解できません。
もし大幅に変わるのであれば、それでも修理するかどうかを事前に連絡するのが普通ですよね。
中には、『◯万円以下で直るなら、そのまま進めちゃって』というようなお客様もいます。
それでも、その予算を越すようであれば、連絡するはずです。
お客様にも予算がありますので、『そんなにかかるなら買い替えたのに』ということもありますよね。
これとは逆に、いきなり安くするケースもあります。
修理費が予算オーバーだったために断ろうとすると、『じゃあ、◯円にしますよ』という感じです。
実際に私のところに来られたお客様の話で、下記のような話があります。
- データ復旧の見積もりを依頼したら20万円と言われた
- 予算オーバーなので断ったら、半額の10万円を提示された
- どちらにしろ予算オーバーなので断ったが、いきなり半額と言われて怪しすぎた
- ただ、データは諦めきれないので、2店舗目として私のところに来てくださった
20万円で受ける予定の仕事を10万円で受けたら、お店としては大損害なはずですよね。
おそらく、20万円という金額が過剰に盛った金額だったのでしょう。
1つ目の『あいまいな説明が多い』と合わせて考えると、事前の問い合わせの段階でなるべく細かい説明をしてもらえる修理店に依頼できるといいですね。
故障箇所以外の修理提案が多い
3つ目は一概には言えないところもあります。
私自身、修理をするときに、該当箇所以外に『ここも結構劣化しているから、そろそろ交換したほうがいい』という提案をすることがあります。
もちろん、その提案を聞いた上で、直すかどうかはお客様に決めてもらっています。
これはパソコンでなくても同じですね。
車のタイヤが1本パンクしたとします。
たまたま何かを踏んでパンクしたのなら、そのタイヤだけ交換すれば良いですよね。
ただ、タイヤが摩耗していて替え時だったのであれば、パンクしていない3本も一緒に交換したほうが良いです。
問題は、本当は必要ない部品交換まで提案されることです。
本当にその修理が必要なのかは、そのパソコンを見た人にしかわかりません。
また、お客様はわからないだろうと、いい加減な説明をして、追加費用を請求してくる修理店もあります。
本当に部品交換が必要なのであれば、教えてもらったほうが利用者としても良いですし、それも含め、修理するかどうか検討できます。
信頼できるパソコン修理店の選び方
ここまでの話で問題になってくるのが、怪しいパソコン修理店と信頼できるパソコン修理店の見極め方です。
しかも、できればパソコンを預ける前に見極めたいですよね。
このあたりは別記事で解説していますので、ぜひ下記記事を参考にしてください
また、修理料金の相場も参考になるはずですので、そちらも合わせてご覧ください。
上記記事でも書いていますが、金額も含め、なるべく細かく丁寧に説明をしてくれるお店にしましょう。
それが事前の問い合わせの段階でできれば、さらに良いですね。
また、対面で話が聞けるのであれば、相手の人柄なども含めて判断することができます。
対面であれメールや電話であれ、ご自身が納得できるまで質問をして、その上で修理をお願いするようにしましょう。
まとめ:パソコン修理店の対応が怪しいと感じたら【PC修理者が解説】
パソコン修理店の対応が怪しいと感じたら、そのお店は諦めて、違うパソコン修理店に行きましょう。
診断料や検査費のような費用が発生しているかもしれませんが、それでも、あなたが納得した上で、安心して任せられる修理店にお願いしたほうが良いです。
残念なことではありますが、私自身、同業者やお客様からいろいろな話を聞きます。
詳しいことはわからないだろうと、いい加減な説明をする修理店があるのも事実ですので、下記記事を参考に修理店を探してください。