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データ復旧の料金・相場は?かかる費用をプロが解説!

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データ復旧の料金・相場は?かかる費用をプロが解説!

この記事では、データ復旧にかかる料金・相場を解説していきます。

私は年間300台以上のパソコンをみています。
もちろん、その中にはデータ復旧もあり、軽度のものから重度のものまで対応してきました。

その経験や競合情報も踏まえ、障害のレベルごとに解説いたします。
データ復旧を考えている方、見積もりが適正なのか知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

✅ この記事で解決できる悩み

  • データ復旧にかかる料金・相場を知りたい
  • データ復旧に出したが、見積もりが高かった
  • ぼったくられていないか・適正価格なのか心配

✅ 記事の信頼性

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<想定機種>
この記事は、下記機種を想定して書いています。

💻 Windows、Mac
💻 ノート、デスクトップ、一体型、自作パソコン
💻 SDカード、USBメモリ、外付けHDD・SSD


なぜ、データ復旧の料金・相場がバラバラなのか

なぜ、データ復旧の料金・相場がバラバラなのか

まず、大前提として『データ復旧にかかる料金は実物を調べてみるまでわかりません』。

これは病院に行く場合と同じように考えると良いかもしれません。

お腹が痛くて病院に行ったとします。
ただの食あたりなのか、手術が必要なほどなのかで処置も変われば、費用も変わりますね。

このように、データ復旧と言っても様々な状況があり、それによってデータ復旧料金も大きく変わります。

それでは、どういう要因で費用が変わるのか、下記の3つに分けて見ていきましょう。

障害の度合いによって、復旧難易度が大きく変わるから

データ復旧料金に最も影響があるのが、障害の度合いです。

つまり、どれくらい壊れているのかで、データ復旧の難易度が変わり、難しくなればなるほど高くなります。

例えば、下記のような状況を考えてみます。

パソコンの電源は入るけど、Windowsマークから進まない。
パソコンは新しいものを買うから、中にあるデータだけ取り出したい。

『パソコンの電源が入ってるんだから、簡単に取り出せるんでしょ?』と思われるかもしれませんが、そうとも限りません。
上記の場合、故障の原因として可能性が高いのは、下記のどちらかです。

  • OS(Windows)などのデータが壊れている
  • HDDやSSDなどのストレージが壊れている

1つ目のデータが壊れている状態を論理障害、2つ目の部品が壊れている状態を物理障害といいます。
そして、論理障害なのか、物理障害なのかでデータ復旧の料金・相場が大きく違うわけです。

冒頭のお腹が痛い例で言えば、薬を飲めば治るのか、手術しないといけないのか、のような違いがあります。

お店によって対応しているレベルが違うから

お店によっては論理障害にしか対応していなかったり、逆に高難易度の復旧を専門に行っているところもあります。

対応しているレベルが違うために、HP上の金額だけを見ていると、びっくりするくらい値段が違うこともあります。

これはデータ復旧に限った話ではありませんが、すべてのお店で同じレベルの復旧ができるわけではありません。

先ほどの病院の例で言うなら、『うちではこれ以上診れないから、紹介状書くね』ということもあると思います。
それと同じで、お店によって対応できるレベルが違います。

そうなってくると大事になるのが、お店選びです。
特に、次の点には気をつけなければいけません。

ぼったくり・悪徳業者に注意

データ復旧を依頼するときには、事前に口コミなどを調べてからにしましょう。

『データ復旧』で調べる方の中には、『データ復旧 業者 悪質』というキーワードで調べる方もいます。

ここまで見てきたように、論理障害なのか物理障害なのか、その障害が軽いのか重いのかは実物を調べた人にしかわかりません。
そのため、嘘をつき、高額なデータ復旧料金を請求するところもあると聞きます。

実際に私のところに来てくださったお客様から、以下のような話を聞きました。

  1. データ復旧を頼んだら、20万円と言われた
  2. 予算オーバーで断ったら、10万円を提示された
  3. いきなり半額は怪しいと思って、断って帰ってきた

ちなみに、私が提示した料金は約70,000円でした。

同じ商品でもお店によって価格が違うように、同じ作業内容を20万円で受けている可能性もゼロではありませんが、さすがに高すぎますし、いきなり半額は怪しすぎますね。

論理障害のときのデータ復旧料金・相場

論理障害のときのデータ復旧料金・相場

ここからは論理障害のときのデータ復旧料金・相場を見ていきましょう。

お店によってはデータ量に応じて料金が変動するところもありますが、ここではデータ量によらず一律の場合を記載していきます。

【障害なし、もしくは軽度】データ復旧料金・相場は15,000円

障害がない、もしくは軽度の場合、データ復旧料金・相場は15,000円くらいです。

『障害がないのに15,000円?』と思うかもしれませんが、これは電源が入らないパソコンからデータだけ取り出す場合などです。

電源が入らないということはデータにアクセスできないわけですね。
そのため、パソコンを分解し、HDDやSSDを取り出し、別のパソコンでデータを取り出す作業が必要になります。

その作業費として15,000円くらいかかるところが多いです。

データ復旧というレベルではなく、データ移行、データ取り出しレベルの作業がこれに該当します。

【中度】データ復旧料金・相場は35,000円

中度の論理障害の場合、データ復旧料金・相場は35,000円くらいです。

上記は、パソコン内にあるHDD・SSDからのデータ復旧の料金・相場となります。
SDカードやUSBメモリのデータ復旧は同じくらい、もしくはもう少し安いことが多いですね。

主に、下記のような状況が該当します。

  • 間違って削除してしまったデータの復旧
  • データ不良によりアクセスできないデータの復旧
  • アクセスできないSDカードやUSBメモリのデータ復旧

これくらいの障害であれば、市販のデータ復旧ソフトで復旧できることも少なくないです。
データ復旧ソフト自体は10,000円くらいで買えるものもありますので、自分でやる場合は25,000円くらい節約になりますね。

HDDやSSDの状態によっては、通電させることにより症状が悪化することがあります。
ご自身でデータ復旧をされる場合は、自己責任でお願いいたします。

市販のデータ復旧ソフトについては、下記記事で解説しています。

【重度】データ復旧料金・相場は70,000円

重度の論理障害の場合、データ復旧料金・相場は70,000円くらいです。

重度障害の場合はデータ復旧料金にも結構幅があります。
50,000〜100,000円くらいの幅で、平均すると70,000円くらいです。

個人では少ないかと思いますが、複数のHDDを組み合わせてデータを保存するRAID(レイド)のデータ復旧もこのレベルに該当することが多いです。

物理障害のときのデータ復旧料金・相場

物理障害のときのデータ復旧料金・相場

ここからは物理障害のときのデータ復旧料金・相場を見ていきましょう。
論理障害より復旧難易度が高いため、その分データ復旧料金は高くなります。

お店によってはデータ量に応じて料金が変動するところもありますが、ここではデータ量によらず一律の場合を記載していきます。

【軽度】データ復旧料金・相場は60,000円

軽度の物理障害の場合、データ復旧料金・相場は60,000円くらいです。

物理障害が出ている場合、専用の機械を使います。
そのため、論理障害に比べて費用がかかります。

機械を導入していれば対応できますので、このレベルであれば対応できるお店も比較的あります。
逆に言うと、一般的なパソコン修理店で対応できるのはこのレベルまでで、これより重い障害に対応できるお店は非常に少ないです。

【中度】データ復旧料金・相場は150,000円

中度の物理障害の場合、データ復旧料金・相場は150,000円くらいです。

中度と書いていますが、一部のパソコン修理店やデータ復旧専門業者でなければ対応できないレベルの障害となります。

クリーンルームやクリーンブースと言われる専用の設備内で、HDD自体を分解するような特殊な作業が行われます。
そのため、軽度の物理障害に比べると、非常に労力と時間がかかる作業です。

私の場合、設備の関係もあり、このレベルのデータ復旧には対応しておりません。
そのため、中〜重度障害の案件があった場合は、提携先に委託しております。
もちろん、お客様には提携先の情報もお伝えしますし、お客様が直接提携先に依頼した場合と同じ金額でご案内します。

逆に言うと、上記のような設備がないお店でデータ復旧をしたのに、費用が20万円もするようなことは考えにくいということです。
(一部、例外もあります)

【重度】データ復旧料金・相場は200,000円〜

重度の物理障害の場合、データ復旧料金・相場は200,000円〜くらいです。

この金額でデータ復旧をする個人の方はほとんどいないのではないでしょうか。
金額的な問題もあり、法人が対象となるケースばかりです。

状況としては、データを記録するディスク(プラッタ)に傷がついているなど、データ復旧案件としては絶望的なものが多いです。

まとめ:データ復旧にかかる料金・相場は?

この記事では、データ復旧にかかる料金・相場を解説しました。

画面が割れているというような故障とは違い、目に見えない部分ですので、信頼できるお店に頼むのが大事です。
そのためには、事前に口コミなどを調べることはもちろん、気になることはしっかり質問するなど、納得できるまで状態を教えてもらいましょう。

また、この記事では論理障害、物理障害と分けて書きましたが、どちらも併発していることもあります。
併発している場合、その分データ復旧費用は上がりますので、その点はご了承ください。

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