Office

VLOOKUP関数とHLOOKUP関数の違いは?使い方をExcel講師が解説!

投稿日:2020年8月1日 更新日:

VLOOKUP関数とHLOOKUP関数の違いは?使い方をExcel講師が解説!

✅ この記事で解決できる悩み

  • VLOOKUP関数の使い方を知りたい
  • HLOOKUP関数の使い方を知りたい
  • VLOOKUP関数とHLOOKUP関数の違いを知りたい

✅ 記事の信頼性

profile


<想定機種>
この記事は、下記機種を想定して書いています。

💻 Windows、Mac
💻 ノート、デスクトップ、一体型、自作パソコン


【Excel】VLOOKUP関数とHLOOKUP関数の違いは?

【Excel】VLOOKUP関数とHLOOKUP関数の違いは?

それでは、VLOOKUP関数とHLOOKUP関数の違いについて見ていきましょう。

例えば、以下のような表があったとします。

文房具の単価と在庫数の管理表

『ノートの在庫数は?』と聞かれたら、すぐに50とわかりますね。
理由は、表が3行×5列と小さいからです。

では仮に、この表が100行×100列だったら、どうでしょうか。
また、別のシートから探す場合は、どうでしょうか。

とても大変ですし、面倒ですね。

このように、表が大きい場合や別のシートから探す場合に役立つのが、VLOOKUP関数やHLOOKUP関数です。
VLOOKUP関数やHLOOKUP関数を使えば、簡単に探している値を求めることができます。

どちらも、同じ性質の関数ですが、違いは何でしょうか。

VLOOKUP関数とHLOOKUP関数の違いは、縦に探すか、横に探すか、です。

どういうことか、解説していきます。

VLOOKUP関数、HLOOKUP関数の使い方は、のちほど詳しく解説します。
まずは、ざっくりとしたイメージを把握してもらえたらと思います。

VLOOKUP関数は縦に進む

VLOOKUP関数の決まりは、以下のようになっています。

【Excel】VLOOKUP関数とは?

『指定された範囲の1列目で特定の値を検索し、指定した列と同じ行にある値を返します。テーブルは昇順で並べて置く必要があります。』

例えば、『ノートの在庫数』を求めるとき、VLOOKUP関数では、以下のような順序で動きます。

【Excel】VLOOKUP関数の図解

最初に、先頭列から『在庫数』という値を探してきます。
先頭列の上から下へ『在庫数』を探していき、見つけたら止まるイメージです。

その後、指定した列番号の数だけ右に移動し、探している値を求めます。

ちなみに、VLOOKUP関数のVはVerticalの頭文字で、垂直、縦という意味です。

HLOOKUP関数は横に進む

HLOOKUP関数の決まりは、以下のようになっています。

【Excel】HLOOKUP関数とは?

『指定したテーブルまたは配列の先頭行で特定の値を検索し、指定した列と同じ行にある値を返します。』

例えば、『ノートの在庫数』を求めるとき、HLOOKUP関数では、以下のような順序で動きます。

【Excel】HLOOKUP関数の図解

最初に、先頭行から『ノート』という値を探してきます。
先頭行の左から右へ『ノート』を探していき、見つけたら止まるイメージです。

その後、指定した行番号の数だけ下に移動し、探している値を求めます。

ちなみに、HLOOKUP関数のHはHorizonalの頭文字で、水平、横という意味です。

このように、同じ値を求めているのですが、VLOOKUP関数とHLOOKUP関数では進み方が違うわけですね。

『VLOOKUP関数は縦、HLOOKUP関数は横』と覚えておきましょう。

では、ざっくりとしたイメージがわかったところで、実際にどのように使うのかを詳しく解説していきます。

【Excel】VLOOKUP関数の使い方【具体例でわかりやすく解説】

【Excel】VLOOKUP関数の使い方【具体例でわかりやすく解説】

この記事では関数の挿入を使い、関数を入れていきます。
直接関数を入力する方法、関数の挿入を使う方法の違いは以下の記事で解説しています。
»関数の入れ方【EXCEL/直接入力と関数の挿入の使い方】

それでは、VLOOKUP関数の使い方を見ていきましょう。

文房具の単価と在庫数の管理表

解説では、この文房具の単価と在庫数の管理表を使い、以下の例を考えてみます。

上記の表から、ノートの在庫数を求めてみましょう。

【Excel】VLOOKUP関数の決まり

VLOOKUP関数には、上記のような決まりがあります。
『指定された範囲の1列目で特定の値を検索し、指定した列と同じ行にある値を返します。テーブルは昇順で並べて置く必要があります。』

ポイントは『指定された範囲の1列目で』という部分で、ここを意識するとわかりやすくなります。

簡単に図で表すと、以下のようになります。

【Excel】VLOOKUP関数の図解

また、VLOOKUP関数で指定するのは、以下の4つです。

  • 検索値
  • 範囲
  • 列番号
  • 検索方法

それでは、上から順番に解説していきます。

検索値

指定された範囲の1列目で何という値で検索するか、です。

今回の例でいうと、ノートの在庫数を調べたいので、『在庫数』が検索値になります。

検索値は必ず、指定された範囲の1列目にないといけませんので、ここだけ気をつけましょう。

これは、次の『範囲』にも関係のある話なので、このまま次に進みましょう。

範囲

値を探す対象となる表の範囲です。

今回の例でいうと、A1〜E3に表があるので、これが範囲となります。

ここで注意点があります。

表全ての範囲を指定すれば良いわけではなく、検索値が指定された範囲の1列目に来るように範囲を指定しないといけません。

どういうことか、下記の表で解説します。

文房具の単価と在庫数の管理表

今までの表と似ていますが、少し違います。

どこが違うかと言うと、表の一番左に在庫管理という列を追加しました。
この表の範囲はA1〜F3です。

ここで仮に範囲をA1〜F3で指定し、在庫数という検索値を探すとします。
すると、表の1列目には在庫数というセルがありませんので、エラーとなります。

つまり、この場合、範囲はB1〜F3としなければなりません。

これが、『検索値が指定された範囲の1列目に来るように範囲を指定しないといけません』ということです。

列番号

表の中の何列目から値を取ってくるかを指定します。

ノートは表の中で4行目にあります。
つまり、今回の例では、行番号は4です。

ここでも注意点があります。

それは、エクセルの上に書いてあるシート全体の列番号ではなく、表(範囲)の中で何列目かということです。

表が大きくて何列目にあるか数えるのが大変な場合は、以下の関数を使うことにより、自動で探すこともできます。
»【Excel】MATCH関数の使い方【照合の種類の違いも解説】

検索方法

ここにはTrueかFalseのどちらかを入れます。

それぞれ、次のような決まりがあります。

  • True  …近似値で検索
  • False …完全一致するものを検索

今回は在庫数に一致(完全一致)するセルを探すので、Falseを使います。

では、それぞれをまとめてみましょう。

  • 検索値  …在庫数
  • 範囲   …A1〜E3
  • 列番号  …4
  • 検索方法 …False

【Excel】VLOOKUP関数の図解

これを式で書くと、以下のようになります。

=VLOOKUP(“在庫数”,A1:E3,4,False)

在庫数は文字列なので ” をつけるのを忘れないようにしましょう。

【Excel】HLOOKUP関数の使い方【具体例でわかりやすく解説】

【Excel】HLOOKUP関数の使い方【具体例でわかりやすく解説】

この記事では関数の挿入を使い、関数を入れていきます。
直接関数を入力する方法、関数の挿入を使う方法の違いは以下の記事で解説しています。
»関数の入れ方【EXCEL/直接入力と関数の挿入の使い方】

次は、HLOOKUP関数の使い方を見ていきましょう。

文房具の単価と在庫数の管理表

ここでは、VLOOKUP関数と同じ例で考えてみます。

上記の『文房具の単価と在庫数の管理表』からノートの在庫数を求めてみましょう。

【Excel】HLOOKUP関数の決まり

HLOOKUP関数には、上記のような決まりがあります。
『指定したテーブルまたは配列の先頭行で特定の値を検索し、指定した列と同じ行にある値を返します。』

ポイントは『先頭行で』という部分で、ここを意識するとわかりやすくなります。

簡単に図で表すと、以下のようになります。

【Excel】HLOOKUP関数の図解

また、HLOOKUP関数で指定するのは、以下の4つです。

  • 検索値
  • 範囲
  • 行番号
  • 検索方法

それでは、上から順番に解説していきます。

検索値

先頭行(一番上の行)から何という値で検索するか、です。

今回の例でいうと、ノートの在庫数を調べたいので、『ノート』が検索値になります。

検索値は、必ず先頭行にないといけませんので、ここだけ気をつけましょう。

これは、次の『範囲』にも関係のある話なので、このまま次に進みましょう。

範囲

値を探す対象となる表の範囲です。

今回の例でいうと、A1〜E3に表があるので、これが範囲となります。

ここで注意点があります。

表全ての範囲を指定すれば良いわけではなく、検索値が先頭行に来るように範囲を指定しないといけません。

どういうことか、下記の表で解説します。

文房具の単価と在庫数の管理表

今までの表と似ていますが、少し違います。

どこが違うかと言うと、表の一番上に〇〇文具店という行を追加しました。
この表の範囲は、A1〜E4です。

ここで仮に範囲をA1〜E4で指定し、ノートという検索値を探すとします。
すると、表の先頭行にはノートというセルがありませんので、エラーとなります。

つまり、この場合、範囲はA2〜E4としなければなりません。

これが、『検索値が先頭行に来るように範囲を指定しないといけません』ということです。

行番号

表の中の何行目から値を取ってくるかを指定します。

在庫数は表の中で3行目にあります。
つまり、今回の例では、行番号は3です。

ここでも注意点があります。

それは、エクセルの左端に書いてあるシート全体の行番号ではなく、表(範囲)の中で何行目かということです。

表が大きくて何行目にあるか数えるのが大変な場合は、以下の関数を使うことにより、自動で探すこともできます。
»【Excel】MATCH関数の使い方【照合の種類の違いも解説】

検索方法

ここにはTrueかFalseのどちらかを入れます。

それぞれ、次のような決まりがあります。

  • True  …近似値で検索
  • False …完全一致するものを検索

今回はノートに一致(完全一致)するセルを探すので、Falseを使います。

では、それぞれをまとめてみましょう。

  • 検索値  …ノート
  • 範囲   …A1〜E3
  • 行番号  …3
  • 検索方法 …False

【Excel】HLOOKUP関数の図解

これを式で書くと、以下のようになります。

=HLOOKUP(“ノート”,A1:E3,3,False)

ノートは文字列なので ” をつけるのを忘れないようにしましょう。

まとめ:【Excel】VLOOKUP関数とHLOOKUP関数の違いと使い方

この記事では、VLOOKUP関数とHLOOKUP関数の使い方、それぞれの関数の違いについて解説しました。

非常に似ている関数なので、セットで覚えておきましょう。

基本的な使い方を押さえたあとは、以下の記事がおすすめです。

VLOOKUP関数、HLOOKUP関数の実務で役立つ使い方を解説しています。
»【応用】ExcelのVLOOKUP関数とHLOOKUP関数を組み合わせた使い方

行番号、列番号を自動で指定する方法を解説しています。
»【Excel】MATCH関数の使い方【照合の種類の違いも解説】
»INDEX関数とMATCH関数を組み合わせた使い方【Excel】

-Office
-, ,

執筆者:

関連記事

【Excel】関数を使い、四捨五入・切り捨て・切り上げをする方法

この記事では、Excelの関数を使った四捨五入・切り捨て・切り上げの方法を解説します。 使う関数は、以下の3つです。 四捨五入・・・ROUND関数 切り捨て・・・ROUNDDOWN関数 切り上げ・・・ …

【Excel】INT関数の使い方とROUNDDOWN関数との違い

この記事では、ExcelのINT関数について解説していきます。 INT関数の基本的な使い方だけでなく、ROUNDDOWN関数との違いや、INT関数だけで四捨五入、切り上げする方法も解説しています。 ぜ …

OfficeSuiteは評判通り?料金や互換性も解説【比較あり】

この記事では、『コストは最小限、必要機能は十分』がコンセプトのOfficeSuiteをご紹介します。 コンセプトの通り、お手頃価格で、必要な機能が一通り揃っています。 無料ソフトでは不安だけど、Mic …

【Excel】条件付き書式で文字やセルに色付け【画像つきで解説】

この記事では、条件付き書式の使い方について解説しています。 条件付き書式を使えば、条件を満たすセルの文字色やセル自体の色を変えることができます。 パターンもいくつか解説していますので、ぜひ参考にしてく …

COUNT関数とCOUNTA関数の違いは?Excel講師が解説!

この記事では、COUNT関数とCOUNTA関数にはどういった違いがあるのかを解説していきます。 また、COUNT関数とCOUNTA関数の基本的な決まりや具体例も解説していますので、違いを知り、うまく使 …

プロフィール

管理人のレオです。
Twitter:@Leo__Blog

パソコン修理経験を活かし、Windows、Macの使い方、パソコンの選び方などを記事にしています。

また、Excelの解説記事も書いています。

  • < 修理・指導実績 >
  • ・パソコン修理 1,500件以上
  • ・Excel指導 100人以上

【Excel】関数の教科書【基礎〜上級:17記事で解説】

【Excel】関数の教科書【基礎〜上級:17記事で解説】
Excelの関数を学習したい方向け。

Excelの関数を基礎から上級までまとめました。
実際の業務で使える関数をまとめましたので、これからExcelの関数を学びたい方や現在学習中の方はぜひご覧ください。

LenovoのIdeaPad『Flex550』はコスパ最高!価格やスペックを比較して解説!

LenovoのIdeaPad『Flex550』はコスパ最高!価格やスペックを比較して解説!
2021年の上半期で一番コストパフォーマンスが高いと感じたLenovoのIdeaPad『Flex 550』について解説しています。

『そろそろ新しいパソコン買おうかな』という方は必見です。