この記事では、RANK.EQ関数について解説していきます。
RANK関数というものもありますが、基本的には同じものです。
RANK関数というのは、Office2007以前に対応した関数で、今度はRANK.EQ関数が主流になります。
順位、ランキングをつけられる便利な関数なので、使い方を押さえていきましょう。
✅ この記事で解決できる悩み
- RANK関数、RANK.EQ関数の使い方を知りたい
- 数値に合わせて順位、ランキング付けをしたい
✅ 記事の信頼性
<想定機種>
この記事は、下記機種を想定して書いています。
💻 Windows、Mac
💻 ノート、デスクトップ、一体型、自作パソコン
【EXCEL】RANK.EQ関数の使い方
冒頭にも書きましたが、RANK.EQ関数と同じ性質を持つRANK関数というものもあります。
基本的な使い方などは同じなので、RANK関数を使う場合も、この記事の内容に沿って使っていただければと思います。
それでは、以下の順番で解説していきます。
RANK.EQ関数とは?
RANK.EQ関数には上記のような決まりがあります。
『順序に従って範囲内の数値を並べ替えたとき、数値が何番目に位置するかを返します。複数の数値が同じ順位にある場合は、その値の中の最上値を返します。』
つまり、数値(セル)が範囲内で何番目か順位をつけるということですね。
指定するものは、以下の3つです。
- 数値
- 参照
- 順序
✔ 数値とは
順位を調べたい数値、セルです。
✔ 参照とは
『どの範囲の中で順位を調べますか?』ということなので、範囲と考えるとわかりやすいです。
✔ 順序とは
降順で順位をつけるか、昇順で順位をつけるかを決めることができます。
- 降順(大きい→小さい)・・・0か指定なし
- 昇順(小さい→大きい)・・・0以外の数字を指定
言葉だけではわかりづらいと思いますので、実際に例を見てみましょう。
【具体例】RANK.EQ関数の使い方
上の表を使っていきましょう。
合計点に応じ、点数が高い人から順に1位から順位付けをする場合を考えます。
2行目を例に見ていきます。
Aさんの合計点(E2)が全員の合計点(E2〜E7)の中で何番目かを知りたいわけですね。
今回は点数が高い順に、つまり、点数が高い人→点数が低い人と順位をつけたいので、降順となります。
指定するものは、以下の3つでした。
- 数値
- 参照
- 順序
2行目を当てはめてみると、以下のようになります。
- 数値・・・Aさんの合計点(E2)
- 参照・・・全員の合計点(E2〜E7)の中で何番目か
- 順序・・・0
式は、以下のようになります。
参照は絶対参照にしましょう。
なぜかと言うと、G2を下にコピーしていった時に、調べる範囲もE3〜E8、E4〜E9とずれてしまうからです。
»【Excel】絶対参照と相対参照の違いを解説!ショートカットは?
このように、3と返ってきました。
Aさんは6人の中で3番目の点数と言うことですね。
これを下までコピーすれば、完成です。
点数順に順位がつけられました。
まとめ:【EXCEL】RANK関数、RANK.EQ関数の使い方
この記事では、順位、ランキングをつける際に使える、RANK関数、RANK.EQ関数について解説しました。
お仕事によっては、RANK.EQ関数を使う機会が多いです。
この機会にしっかり使い方を押さえてしまいましょう。
このブログで勉強される方は、下記記事をどうぞ。
»【Excel】関数の教科書【基礎〜上級:17記事で解説】
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»FOM出版 よくわかるExcelシリーズ