この記事では、パソコン修理にかかる日数・期間について解説しています。
症状やモデル、また、お店の混み具合によっても変わりますが、ざっくりとした目安は下記の通りです。
最短で即日、最長だと3ヶ月ほど。
即日〜3ヶ月ほどとかなり幅がありますが、通常は1〜2週間で修理完了のケースが多いです。
お店によって修理期間が違う理由やどういう修理だと修理日数がかかるのか、私自身の事例も交えながら解説していきます。
✅ この記事で解決できる悩み
- パソコン修理にかかる日数・期間は?
- パソコン修理店とメーカー修理、どっちが早い?
✅ 記事の信頼性
<想定機種>
この記事は、下記機種を想定して書いています。
💻 Windows、Mac
💻 ノート、デスクトップ、一体型、自作パソコン
パソコン修理にかかる日数・期間【通常、1〜2週間】
パソコン修理に出した場合、多くのパソコン修理店では1〜2週間で修理が完了します。
ただし、もっと短くなることもあれば、逆に、長くなることもあります。
まずは、修理期間について、長くなるケースと短くなるケースに分けて具体的に解説していきます。
修理期間が長くなるケース
次のような場合、修理期間が長くなる傾向になります。
- 部品の取り寄せが必要
- 修理待ちのパソコンが多い
- 修理難易度が高い
部品の取り寄せが必要
よく出る部品、汎用性のある部品は在庫があるお店が多いです。
一方、限られたモデルでしか使えないような、たまにしか使わない部品もあります。
こういった部品は在庫を持っておくメリットが少ないので、その都度取り寄せということになります。
また、お店によってはほとんど部品の在庫を持っていないところもあります。
中国から取り寄せることも多いですが、中国からでも1週間ほどかかります。
私の場合、Macはある程度部品の在庫があります。
Macはモデル数が多くないため、修理件数などを考慮し、在庫を確保しています。
逆に、Windowsはよく使う部品のみ在庫があります。
デスクトップは部品の汎用性がありますので一通り揃えていますが、ノートパソコンはモデルごとにバラバラな部品もあるため、よく使う部品以外はその都度取り寄せという形をとっています。
修理待ちのパソコンが多い
修理待ちのパソコンということで、先に受付した、他のお客様のパソコンですね。
私もたまにありますが、修理依頼が短期間に何台も集中することがあります。
私の場合、台数や修理内容を考慮し、普段より修理期間を長めにお伝えすることもあります。
修理難易度が高い
修理完了までの期間は、修理の難易度、また、どういう修理をするかによっても変わります。
さらに、同じ液晶パネル交換という作業でも、モデルによって作業時間は変わります。
✔ 部品があれば、修理期間が短い症状
- 液晶パネル交換、キーボード交換などの部品交換
- 簡単なソフトウェア不具合
上記はどちらもよくある修理ですが、部品さえあれば、すぐに修理できます。
中には多少時間がかかるモデルもありますが、それでも作業自体は1日で完了することが多いですね。
ただし、他の修理案件もありますし、多少余裕を持たせて2〜3日と伝えるお店も多いです。
✔ 部品があっても、修理期間が長い症状
- OSの再インストールが必要な修理
- 基板修理など、部品自体の修理
- 水没案件全般
- データ復旧全般
修理期間が長いと言っても、即日修理が可能な場合もあります。
また、上記のような修理であっても、通常は1週間もあれば直ります。
上記の中で特に時間がかかるのがデータ復旧で、症状によっては1ヶ月以上かかることもあります。
OSの再インストールなどは修理としては簡単な部類ですが、インストールする時間、アップデートする時間などを考えると、意外と時間がかかる修理です。
修理期間が短くなるケース
次のような場合、修理期間が短くなる傾向になります。
- 部品の在庫がある
- お急ぎサービスがある
- 修理と言えないほど、軽い作業
部品の在庫がある
修理期間が長くなるケースに部品の取り寄せに関して書きましたが、その逆ですね。
特に海外発送の部品が手元にあるかどうかで、納期は1週間ほど変わります。
お急ぎサービスがある
お店によってはお急ぎサービスが用意されていることがありますし、私自身も用意しています。
お急ぎサービスというのは、テーマパークのファストパスと同じですね。
通常は受付順にパソコンを見ていきますので、たとえすぐに直せる症状だとしても多少お時間を頂きます。
お急ぎサービスの場合は最優先で修理しますので、その分、修理期間が短くなります。
修理と言えないほど、軽い作業
私の場合、その場ですぐに対応できそうな内容であれば、お預かりせずに作業してしまいます。
具体的には、下記のような内容・相談です。
- Officeをインストールしてほしい
- WiFi(インターネット)に繋がらない
- キートップが外れてしまった
ただし、店頭での作業をしないお店も多いです。
また、お預かりしてすべての検査をするわけでないので、しっかりみてほしい場合は、一度預けるほうが良いでしょう。
お店によって修理期間が違う理由
お店によって修理期間が違う理由は、ここまで見てきた『修理期間が長くなるケース』『修理期間が短くなるケース』が関係しています。
あるお店では部品在庫があるけど、あるお店では取り寄せになるなど、お店ごとに状況が違うわけですね。
他には、お店によって決まりが違うから、という理由もあります。
例えば、私の場合、診断・検査の結果を何日後に連絡するかを決めており、お客様にも『何日までに連絡します』とお伝えしています。
受付状況により多少余裕を持たせることはありますが、基本的には症状によらず同じです。
また、技術力・知識の差によっても修理期間は変わってきます。
多くの案件に対応していればいるほどノウハウも貯まり、診断・検査〜修理作業までのすべてが早くなります。
ただし、データ復旧におけるデータコピーなど、いくら技術があっても時間がかかるケースもありますね。
各メーカーの修理期間の目安
ここからは、各メーカーの修理期間の目安を見てみましょう。
多くのメーカーでは引き取り修理(郵送)とオンサイト修理(訪問修理)が用意されていますが、個人の場合、引き取り修理(郵送)がメインかと思います。
そのため、ここでは引き取り修理サービス(郵送)の期間を見ていきましょう。
なお、オンサイト修理(訪問修理)の場合、サポートのグレードによっては、最短で当日に訪問修理に来てくれるものもあります。
記載する修理期間は各メーカーが目安としているものですので、症状や部品在庫によって変動する点はご了承ください。
Lenovoの修理期間の目安
Lenovoの引き取り修理にかかる期間の目安は、下記の通り。
引用:Lenovo
HPの修理期間の目安
HPのノートパソコンの引き取り修理にかかる期間の目安は、下記の通り。
また、有償修理の場合には見積り期間に約1週間程度お時間をいただいております。
引用:HP
DELLの修理期間の目安
DELLの引き取り修理サービスにかかる期間の目安は、下記の通り。
引用:DELL
dynabook(東芝、シャープ)の修理期間の目安
dynabookの引き取り修理にかかる期間の目安は、下記の通り。
引用:dynabook
necの修理期間の目安
necの引き取り修理にかかる期間の目安は、下記の通り。
引用:nec
富士通(FUJITSU)の修理期間の目安
富士通の引き取り修理にかかる期間の目安は、下記の通り。
引用:富士通
Panasonicの修理期間の目安
Panasonicの引き取り修理にかかる期間の目安は、下記の通り。
レッツノートが工場に到着後、原則24時間以内に修理を完了。
運送日数を含め、約4営業日ですべてを完了いたします。
引用:Panasonic
パソコン修理店とメーカーの修理期間の違い
ここまで見てきたように、パソコン修理店でもメーカー修理でも、修理期間の目安は1〜2週間です。
目安だけ見れば同じですが、実際にはパソコン修理店のほうが早く修理が終わるケースが多いです。
私はお客様の代理で各メーカーに修理依頼をすることがあります。
ほとんどの場合、『各メーカーの修理期間の目安』より日数がかかることが多かったです。
また、パソコン修理店のほうが修理期間が短くなる理由として、メーカーより臨機応変に対応してくれるお店が多いからというのもあります。
お客様の要望に合わせて多少無理をできるのも、パソコン修理店ならではですね。
まとめ:パソコン修理にかかる日数・期間は?
この記事では、パソコン修理にかかる日数・期間について解説してきました。
パソコン修理店でもメーカー修理でも、修理期間の目安は下記の通り。
ただし、症状や部品在庫、混み具合によっては修理期間が長くなることもある。
症状によっては即日修理できるものもあったりします。
お店によって部品の在庫状況なども違いますので、修理期間が気になる場合は、何店舗か問い合わせしてみても良いですね。
他にも修理に関する記事がありますので、ぜひ参考にしてください。